Date published: 2025-9-9

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2-Phenylmelatonin (CAS 151889-03-1)

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アプリケーション:
2-Phenylmelatoninは、混合アゴニスト/アンタゴニスト活性を持つメラトニン受容体結合剤です
CAS 番号:
151889-03-1
純度:
≥96%
分子量:
308.38
分子式:
C19H20N2O2
試験・研究用以外には使用しないでください。 臨床及び体外診断には使用できません。
Available in US only.

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2‐フェニルメラトニンはMEL‐1A‐R, MEL‐1B‐R, MT3のアンタゴニストであり,受容体サブタイプの異なる発現を有する系において混合アンタゴニスト/アゴニスト活性を示すことが観察された。MEL-1A-R/MEL-1B-R受容体の存在を特徴とするウサギ頭頂皮質組織において、2-フェニルメラトニンは、試験したニューロンのわずか80%においてメラトニン誘発性のニューロン発火阻害に拮抗し、研究者らは混合活性を示唆した。MT3受容体のみを発現するモルモット結腸細胞において,2‐フェニルメラトニンは低 (サブナノモル) 濃度でメラトニン誘導収縮の拮抗作用を示し,高 (ナノモル/マイクロモル) 濃度で収縮性の部分アゴニスト誘導を示す。この系におけるMT3特異的アンタゴニストであるプラゾシン (sc‐204858) と同等のアンタゴニスト (0.01nM) はMT3受容体における2‐フェニルメラトニンの直接相互作用をさらに支持する。トランスフェクトしたヒトMEL1A‐R (メラトニン受容体) を発現するマウス線維芽細胞NIH3T3系において,2‐フェニルメラトニンはメラトニン (sc‐207848) 自身の作用に匹敵する完全なアゴニスト作用を示した。この異なる混合アンタゴニスト/アゴニスト活性は、2-フェニルメラトニンをメラトニン受容体特性の研究において特に有用なツールとする。


2-Phenylmelatonin (CAS 151889-03-1) 参考文献

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  13. ニワトリの肺, 脾臓, 脳および腎臓における2-[125I]ヨードメラトニン結合部位の薬理学的特性の比較。  |  Pang, CS., et al. 1995. Biol Signals. 4: 311-24. PMID: 8688910
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注文情報

製品名カタログ #単位価格数量お気に入り

2-Phenylmelatonin, 10 mg

sc-203466
10 mg
$240.00
米国: 米国のみで入手可能

2-Phenylmelatonin, 50 mg

sc-203466A
50 mg
$575.00
米国: 米国のみで入手可能