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1, 8‐ビス‐マレイミドテトラエチレングリコールは,生体共役化学の領域で関心を集めている二官能性架橋剤である。この化合物はシステイン残基中のスルフヒドリル基 (-SH) に対する選択的反応性で知られる2つのマレイミド基を備えており,蛋白質,ペプチドおよび他のチオール含有生体分子の結合のための貴重なツールとなっている。エチレングリコールスペーサーは、得られた生物複合体に柔軟性とある程度の水溶性を与える。1, 8-ビス-マレイミドテトラエチレングリコールを含む研究は、しばしば抗体-薬物複合体 (ADC) の開発におけるその応用に焦点を当てており、そこでは標的細胞に対する特異性をもって細胞毒性物質を抗体に結びつける役割を果たす。さらに、この化合物はタンパク質-タンパク質相互作用の研究に用いられ、架橋により構造解析のための複合体を安定化することができる。また、多機能生体材料の設計における構成要素でもあり、チオール化ポリマーまたは表面との架橋により、様々な用途の材料特性を高めることができる。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
1,8-Bis-maleimidotetraethyleneglycol, 25 mg | sc-208810 | 25 mg | $245.00 |