Date published: 2025-9-12

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1,2-Bis(diphenylphosphino)benzene (CAS 13991-08-7)

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CAS 番号:
13991-08-7
純度:
≥97%
分子量:
446.46
分子式:
C30H24P2
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1,2‐ビス(ジフェニルホスフィノ)ベンゼンは,1,2‐dppbとしても知られ,配位化学における配位子として広く利用されている有機リン化合物である。二座配位子として,2つのドナー原子を介して金属中心と配位する能力を有する。この化合物は、有機合成、触媒および材料科学において広範な応用が見出されている。科学的研究において、1,2-dppbは重要な役割を果たしている。有機金属化合物、特に有機反応用触媒の合成に配位子として用いられることが多い。さらに、配位重合体、すなわちエネルギー貯蔵および変換の可能性を有する材料の生成における配位子としての有用性を見出した。さらに,1,2‐dppbは,金属蛋白質および金属酵素を含む生物活性分子の合成においてリガンドとして機能している。2座配位子として作用する1,2-dppbは、ベンゼン環で連結された2個のリン原子を介して金属中心に配位する。この構造配置は得られた錯体の安定性を高める。電子密度を金属中心に与えることによって、2つのドナー原子は金属と配位子の間に強固な結合を形成する。


1,2-Bis(diphenylphosphino)benzene (CAS 13991-08-7) 参考文献

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  11. 1,2,4,5-テトラキス(ジフェニルホスフィノ)ベンゼン架橋によるヘテロ三元金属集合体:酸化還元活性なメタロジチオレン基の分離と空間配向を制御するための構築物。  |  Kumar, S., et al. 2022. Inorg Chem. 61: 17804-17818. PMID: 36282620
  12. 脱芳香族的π拡張反応を利用したπ拡張ルブレン。  |  Matsuoka, W., et al. 2023. J Am Chem Soc. 145: 658-666. PMID: 36563098
  13. Artefenomel Regioisomer RLA-3107は次世代エンドペルオキシド系抗マラリア薬創製の有望なリード化合物である。  |  Blank, BR., et al. 2023. ACS Med Chem Lett. 14: 493-498. PMID: 37077383

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製品名カタログ #単位価格数量お気に入り

1,2-Bis(diphenylphosphino)benzene, 1 g

sc-222795
1 g
$71.00