Date published: 2025-9-15

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1,2,3,4-Tetra-O-benzoyl-L-fucopyranose (CAS 140223-15-0)

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CAS 番号:
140223-15-0
分子量:
580.58
分子式:
C34H28O9
試験・研究用以外には使用しないでください。 臨床及び体外診断には使用できません。
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L-フコースのベンゾイル化誘導体である1,2,3,4-テトラ-O-ベンゾイル-L-フコピラノースは、糖質化学および糖生物学研究において重要なツールである。構造的に多様なフコース含有糖鎖の合成に利用することで、糖鎖を介した相互作用や生物学的プロセスの研究が可能になる。この化合物は、複雑なオリゴ糖や糖複合体を構築するためのビルディングブロックとして機能し、糖鎖-タンパク質相互作用、細胞-細胞認識、免疫応答調節の研究を促進する。さらに、1,2,3,4-テトラ-O-ベンゾイル-L-フコピラノースは糖鎖マイクロアレイの開発に応用され、糖鎖結合特異性のハイスループットスクリーニングや糖鎖結合タンパク質の特性解析を可能にしている。さらに、創薬や薬剤開発のためのグリコシル化天然物やグリコミメティクスの合成にも利用されている。前駆体として1,2,3,4-Tetra-O-benzoyl-L-fucopyranoseを用いた特異的なフコース含有糖鎖の化学合成は、細胞接着、シグナル伝達、疾患病態を含む様々な生物学的プロセスにおけるフコシル化の役割を研究するためのツールを研究者に提供する。全体として、この化合物は、フコースに関連した生物学と健康および疾患におけるその意義についての理解を深める上で極めて重要な役割を果たす。


1,2,3,4-Tetra-O-benzoyl-L-fucopyranose (CAS 140223-15-0) 参考文献

  1. C型レクチンを用いた糖鎖模倣ライブラリーのオンチップスクリーニングにより, DC-SIGN/Rやランゲリンよりもデクチン-2が優先的に結合する構造的特徴が明らかになった。  |  Medve, L., et al. 2018. Chemistry. 24: 14448-14460. PMID: 29975429
  2. β-L-フコピラノシルリン酸の大量合成とGDP-β-L-フコースの調製。  |  Adelhorst, K. and Whitesides, GM. 1993. Carbohydr Res. 242: 69-76. PMID: 8495447

注文情報

製品名カタログ #単位価格数量お気に入り

1,2,3,4-Tetra-O-benzoyl-L-fucopyranose, 100 mg

sc-213463
100 mg
$300.00